日貫地域

井戸端会議 ~日貫一日スタッフ編(後編)~

hinui

古民家を改修し、地区内外の交流を育むプロジェクト「日貫一日」。

宿泊棟「安田邸」カフェ「一揖」で働くスタッフのみなさんにお話を聞きました。

(写真)右上から時計回りに山本将士さん、石田由佳さん、辻奈緒さん、湯浅那奈さん。

日貫の第一印象は?

― インタビュアーS(以下、S):日貫に来て、最初に感じた印象を率直に教えてください。

石田由佳さん(以下、石田):第一印象はのどかなところって感じかな。地元が金城町だから知ってはいたけれど、大人になってから改めて来てみると「いいところだなぁ」という感じ。地元と雰囲気も似ていて落ち着きますね。

辻奈緒さん(以下、辻):歩いていると声をかけてくれるところが本当に衝撃的。人のあたたかさに触れられるのがいいなと思います。都会は都会のよさがあるけど、日貫で過ごしていると自分の中の殺伐とした感じがだんだん浄化される気がして、癒やされますね。

湯浅那奈さん(以下、湯浅):私は初めてきたときに夫が案内してくれて、「このあたりが(日貫の)街だよ」と言われて絶望したんですよ。「旧山崎家住宅が重要文化財で~」って説明されたときに、もしかしてタイムスリップしてるんじゃないかって感覚に襲われて。半分泣きそうになってました(笑)

一同:(笑い)

山本将士さん(以下、山本):自分は実家があるから第一印象というと難しいけど、18年ぶりに日貫に帰ってきて、景色や人が良い意味で変わらないと思いました。でも日貫一日や梅田屋さんなど、新しい施設ができていて少し変化も感じるかな。

― S:日貫で過ごす時間が増えてから、印象が変わったところはありますか?

山本:田舎ならではの難しさは少し感じます。でもやっぱり自分が育った、幼少期から知ってる日貫の良いところがそのまま残っているって感じはしますね。

湯浅:今はもうだいぶこちらの生活に慣れました。でも、完全に田舎暮らしに慣れすぎない部分も残しておきたいと思っていて。星がすごくきれいなこととか、慣れちゃうと当たり前になってしまうから。最初のころに感じた「星がきれい」「空気がおいしい」「人がやさしい」という感動もずっと忘れないようにしたいなって思いますね。

:その気持ち、すっごくわかります。わたしはまだ日が浅いので、これからどう印象が変わるのかわくわくしています。

石田:私は日貫の人と関わることが増えてきて、すでに地元よりも日貫のほうが思い入れが強い気がします(笑)実家の近くだと人に会わないから。なんかちょっと不思議な感じです。

田舎暮らしの楽しさとは?

S:最後に、田舎暮らしの楽しさってどんなところにあると思いますか?

山本:一番は四季を感じること。春は桜が咲いて、田植えがあって、ホタルが飛んで。ここまで四季を感じられるのは田舎のよさですよね。うわ~またカメムシでてきたわ、ムカデの季節だわ~とか(笑)

湯浅:たしかに生きてるって感じがするね。

石田:野菜が豊富で楽しい。柿・柚子・イチジクとか、都会ではスーパーで買っていたものが普通に木に成っているのが面白いですね。

山本:たしかに。みんな持ってきてくれるよね(笑)

一同:そうそう(笑)

:それは、私もますます田舎暮らしが楽しみになりました。

湯浅:何もない草道を歩くだけで、なにか感じられるのも田舎のよさだと思いますね。

― S:みなさん休日は何をして楽しむことが多いですか?

山本:まだお店あんまり知らなくて。撮りためていたテレビを見るか、同級生がこっちに結構いるから、友達と遊びに行くことが多いですね。

石田:家でじっとしてられないからとりあえずドライブに行く、山の中をぐるぐると。そういうのも楽しいです!

湯浅:わかる、散策するの楽しいですよね。私は広島に買い物に行くことが多いかな。

:私は近くのスーパーなどへ「車に乗って出かける」練習をしています。でも、こっちで友達ができたんです。いのししが捕れたときにお家に呼んでもらいました!

一同:それはすごい~!

― S:みなさんすでに田舎ならではの楽しみ方を見つけていらっしゃるようですね。今回は楽しいお話をありがとうございました。


ライターS
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ひぬいっこ
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日貫生まれ・日貫育ちのライターSです。日貫の情報をのんびりゆるりと発信していきます。

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